カテゴリー: キャリア

転職活動において、軸をしっかりさせておくべきことは志望動機です。特に中高年の場合のキャリア採用は、これまでの経緯がしっかりしていればそれだけでも引く手あまたとなります。しかし、志望動機がブレてしまえば、どんなに華やかなキャリアを積んできたとしても転職に結びつくことはありません。中高年層は定年退職までのカウントダウンがすでに始まっており、会社としても採用のリスクを伴う年齢層です。それだけに、採用時には志望動機がしっかりしている人材を採用したいと躍起になるのです。

応募採用先が納得できる志望動機を作るには、先方企業はどのような企業かをしっかり把握することから始めます。同業他社か、異業種か。また、経理や総務など同じ職種への転職か否かでもアプローチの仕方が変わります。次に企業研究と自己分析を入念に行い、企業はどのような人材を求めているか、企業ペルソナに合致するために、自分はどのようなアピールができるのかを検討すべきです。これらの事柄は、エントリーシートに書いて終わりではありません。面接のときには自分の言葉で丁寧に伝えましょう。

中高年の転職の場合、自分の職務経歴のまとめと取得資格などのスキルの棚卸が必要です。自分のことを掘り下げ、「私を採用すれば、自社にとって有益だ」ということをしっかりと訴えられる魅力ある志望動機を作る必要があります。文章が思いつかないといった場合、転職エージェントとの面談を重ねながら志望動機作成を行うことも一案です。魅力あるプレゼンの仕方などもレクチャーしてもらえるので後がない転職活動を成功させたい場合におすすめです。